DWS(デーサイ)構想によせて
ブログのように簡単に更新可能で、かつブログよりも柔軟なコンテンツが作成できるような、データベースの内容をサイトとしてパブリッシュするツールを提唱する「絵文禄ことのは」の記事です。
ブログの「次」はこれが来る。DWS(デーサイ)=データベース→サイト化ツールの時代
11/29現在、はてなブックマークの被ブックマーク数で単独トップを誇るこのエントリ。ブックマークしたときにちょろっと書いたコメントに反応いただいたので(他の人とあわせてですが)、あらためてこちらで書いてみます。ちなみにid:regicatが私です。
DWSのポイントは3つ。
- 静的HTMLを出力
- データ項目のカスタマイズが可能
- コンテンツ内容を格納するDBはネット上にあり、外出先等からでも更新が可能
うーん、動的/静的出力は選べたほうがいいかなあ。静的出力は確かに閲覧時の負荷は低いけど、例えばデザインの変更を過去何百にもわたるエントリ全てに適用する場合、リビルドの負荷が相当なものになると思います。MovableTypeの3.x系が動的テンプレートの出力に対応したのも、そのあたりのケースに対応したものでしょう。個々のエントリのディレクトリ階層については、テンプレートにスクリプトを埋め込んで動的に表示できる、たとえばPHPやColdFusionによるテンプレートが出力できればいいんじゃないかな。階層はそれぞれのテンプレートの配置によって構成できるし、テンプレートそのものが動的であれば、MTではプラグインなどを用いるしかない、テンプレート上での判断分岐やグリッド表示(エントリを5個横に並べたら次の行へ、とか)などもテンプレートだけで実現できます。
コメントに書いたとおり、ネックになるのがコンテンツの元となるDBの設計だと思ってます。DB設計は「どんなデータを」「どのように」扱いたいかというユーザの要望と不可分で、100人のユーザがいれば100通りの設計が必要になるといっても過言ではありません。
そこで、難しいAccessのようなツールを一般に広めるには、「いろんなタイプを作れる汎用CMS型サイト構築ツール」として、ニーズに合ったパッケージセットを豊富に配布、ほとんどのユーザーはブログ同様「中身さえ書けばいい」状態にする必要があると思います。
というのが対策として挙げられてるわけですが、これはあらかじめパターンを用意することでその多様さをフォローするという発想ですね。それはそれでありだと思いますが、結局はそのいく通りかのパターンにあわせる必要があるわけで、「データ項目の自由なカスタマイズ」ができないことには変わりはありません。
かといって完全にデータ項目のカスタマイズを許してしまうと言うことは、要はユーザにDB設計をやれと言っているようなもので、今度は「簡単に構築」という目的が果たせなくなってしまいます。フラットなテーブルデータくらいだったら項目の増減もそう難しくはないかなあ。
あらかじめ定まったパターンの中でも、例えばブログ型のDBなら本文・タイトル・日付・続き・概要など、表示できる項目が選べればいいのかもしれません。てことは、AccessのテーブルウィザードみたいのがWeb上で実現できたらいいのかな。
となると、Google Base の対抗馬は Windows Live/Office Live かも知れません。
(遊) : それは Windows Live/Office Live かもしれない
うーむ、大穴・Microsoft浮上?
あ、そういえば。
△イエイリさんとこ(おもしろがって変なもの作りそうだ)
(from ブログの「次」はこれが来る。DWS(デーサイ)=データベース→サイト化ツールの時代 )
イエイリさんとこは、こんなのがありましたよ。
こんなサービスを開始してたとは知りませんでした。メールでお知らせ貰ったかな。記憶にない。サービスインは5月……この頃って諸事情あってネットの話題に疎かったからなあ。
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コメント
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コメントありがとうございます。また、TBとコメントのダブル送信失礼しました。
テンプレートパッケージという点については、理解しているつもりです。テンプレートはともかく、データのカスタマイズとなるといくらでも奥が深くなるので、どこまでカスタマイズを許すか、という問題はどうしてもついて回る気がしています。
静的/動的出力については、それこそカスタマイズでどちらも自由、というのが落としどころでしょうね。
投稿: うな | 2005.12.01 23:20
詳細な分析ありがとうございます。
ちなみに、「ニーズに合ったパッケージセット」というのは、「ニーズに合ったテンプレートのパッケージセット」のつもりでした。つまり、それを土台にして、またいじりたい人はいじればいいよ、と。言ってみればスキン配布みたいなもんです。
あと、動的生成もできて悪い訳じゃありません。ただ、静的生成には基本対応していてほしいなと。実際にファイルが残っていると、CGIが死んでも何とかなったりしますしね。
投稿: 松永英明 | 2005.12.01 03:13