酉の市
目黒区大鳥神社にて。やっと京ぽんでの写真の縮小方法を覚えました(遅すぎ)。
酉の市(とりのいち)ってのは、関東方面の風習みたいですね(聞く所によると、関西のえべっさんに相当するお祭りらしいです……私はえべっさん知らないのですが)。
おもに商売をやっている家などのために、縁起物としてさまざまな飾りのついた熊手を売るお祭りです。次の年のさらなる繁栄をねがって、毎年少しずつ大きなものに買い換えていく習わしになってます。
でも売り子のおにーちゃんは、「こっちも、何が何でも、無理してでも去年より大きいのを、って言うわけにもいかないですからねえ。そういう場合は、せめて去年と同じくらいのを……」と気弱につぶやいてました(とーぜん大きいほうが高いです)。不景気の波がこんなところにも(泣
ちょうど仕事の帰り道なので、思い立って寄ってみました。個人で商売をやってるわけでもなし、派手な熊手を買うのは気が引けて、側の屋台で稲穂のお守りを買いました。屋台のおばちゃんと、財布すられちゃったんですよー、だからちょっと景気づけに金運のご利益ありそうなのを、なんて世間話をして、小さいのを1つ買って、帰りがけにおばちゃんがこう言ってくれました。
「よいお年を。」
仕事納めの、単なる挨拶と化したそれ以外で、このフレーズを聞いたのってすごく久しぶりな気がします。これだって、商売上の挨拶と言えないこともないけど、それでも1ヶ月の節約生活ですさんだ(笑)心がほわんとあったかくなりました。お守りよりお賽銭より、このおばちゃんの一言が、なによりご利益がありそうな気がしてます。
来年はいい年になるかな。いや、いい年にするぞ。
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