ひとこと: オメデトジブン

ひとこと: オメデトジブン

「ひとこと」の江崎彰さんがお誕生日です。おめでとうございます。

　もともと「ひとこと」は、様々な名言を取り上げてそれにまつわる記事を書く、というスタイルなのですが、私は今回の記事の江崎さん自身の言葉に「負け」なのです。

でもねー、なんか今の自分見てると、あのころあこがれてた「大人」じゃない気がするんですよ。 どっか違うところ行ってる感じがする。

でも、間違ったところに向かってる感じはしないんですよ。不思議と。

　「あの頃憧れてたのとは違うけど、でも間違ってはいない」って、なんだかすごく実感できます。言われてみれば私も、今の自分についてそう感じてます。
　で、「間違ってはいない」って言えるのって、とても幸福で、誇らしいことのように思えるのです。完璧には程遠い、けどおおむねOK。自分で自分の歩んできた道を振り返ってそう思えるなら、誰が何ていおうと「勝ちの人生」という気がします。誰かに勝ったというんじゃなくて、自分の人生に勝った、と。

ねぇ、昔の僕よ。

今の僕は、アリ、だよね？

　子供の頃の、あるいは10代の頃の、どう歩んでいったらいいかわからなくて、ひとりで途方にくれて立ちつくしていた自分に言ってやりたいです。あんたはここまで来れるんだよって。確かに沢山の人のお世話になるけれど、それでもちゃんと自分の足で歩いて来れるんだよって。
　でもそれはきっと、かつての自分には届かないのでしょう。実際に自分で歩いてたどり着いて、はじめて実感できることなのだと思います。

　すっかり自分語り入ってしまいましたが（汗）、江崎さん、もう一度、誕生日おめでとうございます。まだまだ人生の折り返し地点にも到達してない（と思いたい）ワレワレ。これから今までと同じだけ年をとったときに、やっぱり「間違ってはいない」と言えるような人生を送りましょう、お互い。